2005年4月アーカイブ

DECのHiNote Ultra II以来、すごすぎると感じるWindowsノートがありませんが、久しぶりにいろいろ調べてみると、さすがに進化していました。
しかし、この時代に、DECが生き残っていればなー。

Latitude X1は、デルが本気で出したと思われるB5ノートだ。
12.1インチWXGA(1280×768)はワイドでよい。
1.14kgは軽いが、ACアダプタが400gもある。
厚さ23mmで、バッテリは3時間。
PCカードスロットを思い切って取っている。
512MB/60GB構成で166,925円。安いじゃないですか。

dynabook SS SX/190NKは、東芝のノートPC20周年モデル。
12.1インチXGA(1024×768)で普通。
1.29kgだが、ACアダプタ190gで軽い。
厚さ20mm、バッテリ5時間。長持ちですな。
256MB/60GB構成で206,800円。むむむ。

僕が使っているPowerBook G4 867MHzは、最初の12インチモデル。
「わずか」2.09kg。重すぎです。
PowerBook G5は、いつ出るんでしょうか。お願いだから軽くなってほしい。

僕のまわりに意外と知らなかった人が多かったので、ライセンスについて少し。
最近の主要ソフトウェアは、アクティベーションというオンライン認証が必要になっています。シリアル番号だけ入れてOKだった、昔のかなり適当なライセンス認証をやめて、インターネット経由で正確に管理しようというわけです。
会社で買ったライセンスや、プリインストールのソフト(Officeなど)は駄目ですが、個人で単体で購入した場合は、実は2台までインストールが許されています。ただし僕のように、Windows Desktop + Apple Powerbookという組み合わせでは、残念ながら2ライセンス買わなくてはならないのです。つまり、Windows Desktop + Windows Noteなら1ライセンスでいけるということです。

[Adobeエンドユーザー使用許諾契約]
2 台のコンピュータで同時に使用しない限り、1 人のエンドユーザによる 1 台目と 2 台目のコンピュータへのソフトウェアのインストールを許可しています。よって、2 台のコンピュータでライセンス認証することができますが、2 台目のコンピュータでソフトウェアを使用できるのは、1 台目にライセンス認証をしたコンピュータでソフトウェアを使用するユーザに限定されます。他のユーザに 2 台目のコンピュータでそのソフトウェアを使用させることはできません。

[Microsoft使用許諾契約]
ソフトウェア製品を 2 台目以上のデスクトップ PC にインストールする場合や、独立したものとしてノート PC にインストールする場合は、別のライセンスが必要となります。また、すでにソフトウェアがインストールされている PC(プレインストール PC や OEM 版 PC など)に付随しているソフトウェアのライセンスについては、別の PC への転用は認められていません。

[Macromediaソフトウェアエンドユーザーライセンス契約]
1つのライセンスを所有することによって、第 1 ライセンスと第 2 ライセンスを同時使用しないことを前提に、製品を主に使用するデスクトップと、出先で使用するラップトップというように最大2台までのコンピューターに対するインストールが許可されています。ただし、このように2台のコンピューターにインストールする場合は、同一プラットフォーム上での使用に限ります。

自動で列車を止める仕組みについて調べてみました。
結論:関東以外では運転士を信頼して乗るしかありません。

[ATS]
ATS(自動列車停止装置)とは、Automatic Train Stopの略で、信号を無視して進もうとした電車を、
1. 警報音で注意を促す
2. 一定時間以内に確認ボタンを押さないときは、非常ブレーキがかかる
で止めようというシステムです。これが1970年ごろまでに全国で整備されています。赤信号無視しそうなときに注意を促すだけで、カーブなどの要減速区間では機能しません。列車を止めるための非常システムです。
「ジリリリ」とベルのようなものがなって、運転士が確認ボタンを押すと、「ティンコンティンコンティンコン」というメロディに変わります。聞いてことありますね。
電車は非常ブレーキで止まってしまうので乗客は大変なことになります。何キロで走っていても非常ブレーキだけなので、本当に止まれるかどうかわかりません。
また、運転士が一旦確認ボタンを押してしまうとシステムが働かなくなります。結局運転士に頼りきったシステムといえるでしょう。JR東日本以外のJR各社で使われています。こわいです。

[ATC]
一方、高速な新幹線はこんなシステムではいかんということで、ATC(自動列車制御装置)が導入されています。地上から細かく送られてくる速度制限の指示によって列車をコントロールしようというものです。1971年から関東の超過密な路線(常磐緩行(東京メトロ千代田線)・山手線・京浜東北線・埼京線)に導入されています。

[ATS-P]
しかし、ATCはかなりお金がかかるということで、ATSの改良型、ATS-Pが1988年に京葉線に導入されます。列車の制動能力、現在のスピードと残りの距離を常に計算して、常用ブレーキで自動的に減速するというものです。カーブなどの要減速区間でも機能します。運転士の体に突然異変が起きても列車は止まります。JR東日本の関東エリアはすべてこれか、ATCです。

ちょっとした手違いから、りんかい線の最終に乗り遅れた。その瞬間に、駅から徒歩15分の家は、駅から徒歩50分になる。
最初は新木場なので、木の匂いがした。
しばらく歩くと今度は辰巳の辺り。大型トラックだらけになってきて、夜でも明かりが灯っていて、物流の拠点という感じがした。
そして、いくつか橋を渡り、東雲だ。やはりトラックが多い。バスの車庫もある。そんなところに、なぜか大規模な集合住宅があるのだ。変なところだ。

西さんもblogで書かれていたけれど、飛行機と同じくらい大勢の乗客を運びながら、運転が運転士1人に任せられているというのは、ちょっと信じられないことだ。居眠りしたり、心臓発作が起きたり、スピード超過でカーブを曲がろうとしても、仕方ないということになってしまう。飛行機のように副運転士を隣に乗せるほど料金は取れない。従って自動制御装置を充実させましょうということになっていると思う。
国土交通省や、航空・鉄道事故調査委員会によれば、自動列車停止装置(ATS)の充実などによって、鉄道運転事故(列車衝突事故、列車脱線事故、列車火災事故など)は長期的に減少傾向にあり、15年度も前年度より減少したと書かれている。しかししかし、幹線の快速列車でこんなことが起きてしまうのだから、ATSが充実しているとはとても言えない。あの電車の運転士1人の責任にはできない。
海外のメディアでは、世界一安全なはずの日本の電車で大事故というように報じられた。僕もそう思っていたし、みんなそう思っていたのではないか。
新幹線はもっと速いし、飛行機に至っては空を飛んでいる。めちゃくちゃ怖いけど、それでもあの速さの物体に何か起こったら大変なことになるという意識が、人間をより慎重にさせているのではないかと思う。
これに対し、高速道を走っている自動車と同じくらいのスピードの電車は、何か比較的低速なものとして扱われてきたのではないだろうか。

なんという悲惨な事故。JALやANKが管制塔の指示を無視して離陸しようとした事故も、トレンドマイクロがうっかり未テストのパターンファイルを配布したことも、セガジョイポリスで起きた事故も、何か共通するものを感じる。あまりにも経験が足りないか、すっかり日常化したことによる慣れか。
いつも同じことを繰り返していると、何かここは省略してもいいんじゃないかという考えが生まれてくる。甘えというか。人1人の生活の中でさえ、今日は歯磨きは短くていいやとか思うのだから、ルーチン化した作業、年数がたった組織の中でどうしても歪みが出てくるのだと思う。
これを防げずに、世の中で、僕らが違うファイルを間違ってアップロードするようなミスがたくさん起きているのじゃないかと思っている。どこか世の中が疲弊してきている感じがする。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
京都の吉岡君が無事でよかった。きっと彼のまわりのみなさんもご無事であろう。
それにしてもJR西日本の会見がよくない。
「置き石があった可能性が高い」とまるで事故原因のように発表してしまい、
「列車の遅れに対し、特にうるさかったのではないか」に「それは、ありません」と即答している。
東京臨海高速鉄道りんかい線も運転が荒い。心配だ。

国産の食品が多く捨てられ、多くの物が輸入され続けるのは悲しい。しかし、そうはいっても日本人は輸入に頼って生きていかなくてはならないという現実があります。
今夜のテレビで知ったことなのですが、輸入されるものが、現地の水や資源を死ぬほど使って作られ、多くの石油を使って輸送されているのだという捉え方は画期的。
安いからといって安易に輸入食料品を買う前に、これからはこのキャッチフレーズを心に置いて、ちょっと考えてみたいと思います。

AdobeがMacromediaを34億ドルで買収。衝撃的ニュースでした。
敵対していると思ったのにな。2000年には、特許問題でお互いにお互いを訴えていたわけですから、その後の和解を考えたとしても、まさかこんなことになっていたとはな。
ほとんどの製品は必然的に残ると思っていますが、Fireworksがどうなってしまうのかだけが気がかりです。

引っ越したところには、徒歩1分の距離にイオンショッピングセンター(ジャスコ)がありますが、何日か買い物に行っただけで、ダメさが分かってきました。

・自社開発商品「トップバリュ」
一般のメーカーの商品ではなく、自社ブランドの商品をかなりの割合で置いています。とにかくなんでも自社ブランドなのです。飲料、食品から日用品、生活雑貨の何から何まで。しかも一般のメーカー商品より安いものもあります。
ヨーカドーにも自社ブランド商品はありますが、高品質でその分、少し値段が高いという分かりやすいコンセプトがしっかりありました。
問題は、一般のメーカーの商品を削ってまで、自社ブランドを陳列している、イオンの企業姿勢にあります。デザインまで同じトップバリュ商品で埋め尽くされていて、利益を追求しようとする露骨な印象を与えている気がするのです。
消費者の商品選択の幅を狭めてまで利益を追求しようとしているスーパーは、果たして生き残れるのでしょうか。

・レジが遅い
バーコードリーダーのシステムは対して変わりありません。強いていえば、値引き商品が手入力な点で、明らかな差があります。しかし問題はそんな遅さではありません。平均時間が明らかに長い。ヨーカドーの1.5倍は時間がかかっているような印象です。何か社員教育上、決定的に欠けているポリシーがあると思うのです。
レジに並ぶ時間が長いということは、スーパーが同じ商品を提供していたとしても、客の満足度に直接影響してしまいます。クレームがクレームを呼ぶ。そんな構造がすでにあるような気がしています。

・エンドレス音楽が少ない
ヨーカドーでは、ビックカメラのように、エンドレステープの音楽が流れています。これはちょっと凄いセンスです。毎日利用する空間に、毎日好きでもない音楽が流れているというのは、苦痛です。イオンは、この点ではヨーカドーに勝っているといえるでしょう。

というわけで、イオンが24時間営業である点を考えたとしても、完全にヨーカドーの勝ちです。ああ、ヨーカドーがなつかしいよ、僕は。

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ほぼ毎年恒例の引っ越しが終わりました。
景色がものすごく変わったので、ゲームでいうならば2面をクリアして3面に行ったような感じです。1面は福岡で海でアクション、2面は平原でRPG、3面は近未来でシューティングでしょうか。次はいよいよ4面です。普通、ボスがいる面です。

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浦安市:引っ越し前のベランダからの眺め
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江東区:引っ越し後のベランダからの眺め

衛星写真がリアルすぎます。

[ロサンゼルス国際空港]
http://maps.google.com/maps?q=los+angeles+airport&ll=33.944278,-118.403950&spn=0.011437,0.013175&t=k&hl=en
もの凄い数の飛行機です。

[ロサンゼルス国際空港から今回泊まるホテル]
http://maps.google.com/maps?t=k&saddr=Los+Angeles+Intl+Airport&daddr=1255+W.TEMPLE+ST.,LOS+ANGELES,+CA+90026,+USA&hl=en
どこで曲がればいいかまで教えてくださる。

[ホテルからE3会場への道順]
http://maps.google.com/maps?t=k&saddr=1255+W+Temple+St,Los+Angeles,+CA+90026&daddr=1201+South+Figueroa+Street+Los+Angeles,California+90015&hl=en

[自由の女神?]
http://maps.google.com/maps?ll=40.689197,-74.044493&spn=0.005718,0.006588&t=k&hl=en
ニューヨークはいったことないですが、これが自由の女神じゃないですかね。なんとなく。

[グランドキャニオン]
http://maps.google.com/maps?ll=35.888214,-113.677597&spn=0.365982,0.421600&t=k&hl=en
美しい。解像度が低いのが残念。

[ナイアガラの滝]
http://maps.google.com/maps?ll=43.078701,-79.075663&spn=0.005718,0.006588&t=k&hl=en
滝というのは上から見ると訳がわかりませんな。

[ケネディ宇宙センター]
http://maps.google.com/maps?ll=28.600674,-80.647030&spn=0.091496,0.105400&t=k&hl=en発射台39Aと39Bが見えます。そこまでシャトルを運ぶための2本のレールも見えます。西には4500mの着陸用滑走路も見えます。こんな小さいものを目指してスペースシャトルは宇宙から帰ってくるのですな。


Googleとしては、自社のコア技術に他社の技術(Flash)を使うわけにはいかないので、Google MapsはJavaScriptで動いています。JavaScriptでも、Flashのように非同期に通信させることで、リロード不要なページが作れるわけですね。こういう仕掛けは「Ajax」と呼ばれているようです。Ajax自体は新しい技術ではなく、既存の技術の組み合わせですが、なんでもかんでもFlashがいいというわけでもないというのがよく分かります。

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最近は実にいろいろな仕事をやっているのですが、今週また新たな仕事を請けまして、その関連でいわゆるblogというものを研究用に作ってみました。スケジュールがかぶらない限り、来る仕事拒まずというスタイルなので、必然的にすべてが新しいことへの挑戦になるのです。
それにしても、perlのモジュールをCPANから引っ張ってくるなんて久しぶりです。Movable Typeは、インストールがめちゃめちゃ簡単。データはPostgreSQLに入れるように設定してみました。

一方で、携帯Flashでゲームを作ってみていますが、なんというかこの、配列も関数もonEnterFrameもthisも使えない世界というのは、構造化とかオブジェクト指向とは無縁の世界でして、ちゃんとしたゲームを作ろうとするとえらく複雑なことになってしまうのです。

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高橋ピョン太氏のブログを読んで、むむむと思ったので、真間山 弘法寺に行ってみました。桜はまさに散っているところで、どちらかというと桜の木よりも地面が美しかったという印象です。 そんな中、満開だったのがこの黄緑色の桜。鬱金桜というらしいです。桜としてはショッキングな色でした。
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地面
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八重桜ですかね

国民年金の納付書が届いた。つまり、僕はサラリーマンとしては失業しているか、もしくは自由業をやっているということになります。年金は義務なので、損であるとか得であるとか考えることはそもそも間違っていると思っていて、税金を収めるように、経済社会にいる限り払い続けなくてはならないのですな。
今、週に3日ほど通っている原宿の会社には、韓国人のエンジニアがいて、花見の席でマトリックスの話や、宇宙の話をしているうちに仲良くなった。大学時代に同じ研究室だった留学生も韓国人だったのだけれど、徴兵制というのはリアルに想像できない。なにしろ普通の生活の延長上に兵役があるのだから。
例え単なる理想であったとしても、様々な解釈があったとしても、平和主義を具体的に書いた憲法第9条がある日本という国は、すばらしい国なのではないでしょうか。

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某大手ソフトメーカーの依頼で、blogシステム「Movable Type 3」の研究をいたしますので、本日からしばらくの間、日記なるものを書いてみることにします。
しかし日記ってなんですかね。
世界一周までいよいよ1ヶ月になりました。しかし日々新しいことをやっているせいか、これは気づいたら前日というパターンになりそうです。
方丈記は諸行無常という話とばかり思っていたら、全然違うのですね。鴨長明という人は凄い感覚を持っていたようです。1212年の話とはとても思えません。
福岡から東京に初めて来たのは高校生のときだったか。それから外国に行き、今度は東回りで一周しようかというところ。僕の生きている間に誰か火星に行くでしょうか。世界観は広がっても、結局人間は死というところに帰着するということは、やはりまずは死から考えはじめなくてはならないということですね。
ゲームで死の直接的表現を避けるというのは、僕がゲームを作ろうとしているときに課している制約の1つですが、決して破壊行為が行われないという意味ではありません。国敗れて山河あり、という世界の見方は好きです。

最近は原宿のある会社に週3日ほど通って、コンサルティングなどやっている。そして、Flash Liteの仕様を読み漁っている。まるで方丈記でも読んでいるような感じだ。文法はかなり古いが、それでも根底にある考え方はほとんど変わらない。
自分では携帯を持っていないのだけれど、なるほどこの狭い画面に自分の作ったものが表示されると、それだけで楽しい感じだ。
待ち受け画面や、着Flashというものを作ってみた。まぁそんなに難しいものではない。次はいよいよゲームを作ってみる。それにしてもあっという間に一作品できてしまうあたり、iアプリなどにはない作り方ができてしまう。
市場調査をしてみると、とんでもないものが105円とかで売られていて、またそれを買う人が結構いたりして、この携帯Flashコンテンツビジネスの世界は、黎明期独特の活気にあふれていている。

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3階のシアタールームは、その名の通り映画館のような作りで、1日中なにかしらのセミナーが開催されている。ここに何日か朝から晩までいれば、広く浅くMacの知識がすべて身についてしまいそうだ。
そんなところで、演台に立ち、Dreamweaverは素晴らしいですよ、ほらあっという間にこんなことが、みたいなセミナーをやった。
セミナー開始前、結構な人数が集まっていることにびっくりした。若い人もお年を召した方もいらっしゃる。ターゲットが絞り込めない。難易度が高い55分間となった。
それでもマクロメディアの人には概ね好評で一安心。しかし、みんなのためになったかな、微妙だなと思いながら帰ろうとしていると、女の子が寄ってきて、「ずっと悩んでいたことが今日解決しました。ありがとうございました。」といって、なぜか握手を求められたので応じた。
ああ、この女の子1人でも、僕の話が役にたったのだったらそれでいいか、と思って、銀座を後にした。

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この本のウェブページには、読者からの問い合わせを受け付けることができるようになっているのですが、今日その1通目が来ました。

101ページの下から3行目の「startMoving関数では、」のところは「stopMoving関数では、」でないのでしょうか?

あああーー。
ちゃんと隅まで読んでくれて僕はうれしい。

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