2006年7月アーカイブ

昔どこかで見かけて、一体何の花だろうと思っていた花です。名前はランタナ。アメリカの州みたいな名前です。
先日、灼熱のホームセンターの屋外売り場で発見し、ついに手に入れることができました。100円で買ったビンカに比べると、このランタナの苗は200円もして、かなり高級です。
凄く小さい花が半球状に咲きます。外側から徐々に咲いていくのですが、咲いたあと色が変化していきます。写真の花は、最初黄色っぽいのですが、咲いたあとオレンジ色に染まっていきます。熱帯を思わせる、夏の花という感じの色です。
ベランダにちょこっと置いて、きれいだなーとか思っていますが、東南アジアなどではやっかいな雑草として問題になっているそうです。

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ランタナ(クマツヅラ科)

あじさいは紫色になってきました。
これはこれで美しくて十分いいのですが、実験大好きっ子としては、ぜひ青色にしてみたいと思います。
手元にN(チッソ)-P(リンサン)-K(カリ)=0-6-4の液体肥料がありましたので、これを薄めてあげてみました。本当は専用の肥料とか、過リン酸石灰とかがいいらしいのですが、果たしてこんなもので次に咲く花の色が変えられるのでしょうか。青い花が咲くのを楽しみに待ちたいと思います。

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すっかり色づいたあじさい

東京ではここ数日雨らしい雨は降っていません。でもまだ梅雨明けではないそうです。
気象庁には、「梅雨明けはまだか」「行楽に行っても大丈夫か」という問い合わせが80件近くあり、海の家の経営者からは「商売あがったりだ」という電話があったそうです。
梅雨明けしたって気象庁が言ったからって雨が降らないってわけじゃないし、朝起きて晴れてたら遊びに行けばいいじゃないかと僕なんかは思います。

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あと数日で咲くと思われるひまわり

ついに咲き始めましたよ。

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ひまわり 小夏(キク科)

あじさいの花(実際にはガク)の色について調べると、アントシアニンという物質が絡んでいることがわかりました。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、もともとは赤いらしい。この色素には、アルミニウムイオンと結合すると青くなる性質があって、土の中に含まれる微量のアルミニウムが、根から吸収されることで、花が青くなるという仕組みのようです。
肥料としてカリウムや硫酸アルミニウムを与えると、土の中が酸性になって、アルミニウムが溶け出しやすくなり、その結果、花が青くなるということです。肥料が窒素なら、中性かアルカリ性となって、アルミニウムが溶けづらくなり、赤くなるらしい。そういえばあれは赤というか赤紫ですね。

で、僕の家のベランダのあじさいはどうか。そのへんにあった土を適当に使っただけなので、酸性なのか何なのか一切不明。どんな色になるのかまるで見当がつきません。

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微妙な色付きを見せ始めたあじさい

近所のスーパーで安売りされていたあじさいを鉢に植えて数週間。まさか今さら花が咲くとは予想もしていませんでした。果たして何色に染まるんでしょう。いやー、あじさいが咲くということは、そろそろ梅雨入りかもしれませんねー。

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あじさい(ゆきのした科)

ノウハウもないのに、先端のつぼみをばっさりと切る「摘心(ピンチ)」を行って、もはやこれまでかと思われたミニひまわりですが、わずか10日間でこの様子。葉が次々と湧くように出てきます。

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わき芽が、もの凄い勢いで成長したミニひまわり

大きくはなってきていますが、雨が続いているせいか、あんまり勢いがありません。梅雨明け後の展開に期待したいと思います。

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マイクロアスター(キク科)

ニチニチソウ(日々草)は、ビンカ、ニチニチカ(日々花)とも呼ばれます。2cmくらいの小さな花を、秋まで次々と咲かせるそうです。
ある人に、いまから毎日花を楽しむなら何を植えるのがいいですかねと聞かれて、知っている数少ない花の中から、ビンカがいいんじゃないとか言っていたら、自分でも植えたくなって、衝動買いしました。3種類を寄せ植えしてみたところ、早速花が咲きました。
強光、乾燥、高温に強いということで、これなら僕が枯らすこともなさそうです。

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ビンカ・フラッペ(ストロベリー)
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ちゅらビンカ・ジュン

最近、時代小説が熱い。といってもきっと僕だけの話だ。
僕は会社から二駅のところに住んでいて、通勤時間は30分くらいだ。そのうち電車に乗っている時間はわずかに4分間。電車を待っている時間を入れたって、文庫本でわずか数ページしか読め進められない。

ある日、本屋で立ち読みしていたら、司馬遼太郎の時代小説を見つけた。「侍はこわい」、なんてひかれるタイトルなんだ。しかも短編集なので読みやすい。すぐ買って、次の日から読み始めた。
朝ちょっと読み、帰りにまたちょっと読む。続きはまだ次の日だ。そんな分断された状態で話がつながっていくのかと思っていたけれど、全然問題なかった。単なる文字の記憶ではなく、物語のイメージを記憶して、そこに新たな展開を加えていく能力。人間はすごい。

その後すぐに、同じ文庫シリーズの「城をとる話」も読んだ。戦国時代、1人の下級武士が、山賊、商人なんかを巻き込みながら城を落とそうとする話。人間の描き方が丁寧で、一気にひきこまれる。読み終わった後の感覚がまたなんともいえない。

スペイン旅行中には、「」を読み進めた。幕末の混乱期を、日本古来の価値観と、海外から入ってくる価値観の狭間で、「藩」というものを守ろうとする武士の話。三冊に渡るだけあって、長い旅で、壮大な作品だった。

と、読み進めてきたものの、次に何を読もうと思って止まってしまった。戦国時代や幕末の話はちょっとしばらくいいやと思ったら、途端に探すのが大変になった。さてどうしようと思っていたとき、高橋克彦の「火怨―北の燿星アテルイ」を目にした。これはなんと八世紀の話だ。これまで八世紀の日本なんて想像したこともなかった。
朝廷の大軍に立ち向い、陸奥の民を守ろうと、蝦夷(えみし)のリーダーが立ち上がる熱い長い話。読み進めると、歴史の時間に習ったあの坂上田村麻呂が出てくるではないか。なんと!そういうやつだったのかー!
教科書上の名前でしかなかった人物が、いきなり具体的な人物像となる。1ヶ月以上もかけて、少しずつ読んだせいもあってか、とても心に残る話になった。

摘心(ピンチ)のノウハウもなく、適当にやったところで一体どうなることやらと案じていましたが、わずか3日でわき芽が勢いよく成長してきました。これなら大丈夫そうです。

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なるほど、次からそこらへんで切ればいいのね

「摘心(ピンチ)することで腋花を開花させることも可能です」というヒントをもとに、せっかく大きくなりかけていたつぼみをばっさり切ってしまったわけですが、その下の葉と茎の間では、早くも怪しげな動きがありました。

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そこらじゅうから何やら生まれてくる気配

暑い日はどうするか。そうめんなら食べられます。
まず、スーパーで、つゆとめんを買ってきます。つゆはストレートのやつが、だし成分が多くてうまそうです。しかしビンに「開けたら3日以内に使い切れ」と書いてあって、ハードル高いです。じゃ、2倍濃縮にするかと見てみると、「お早めにお召し上がりください」としか書かれていません。
僕の中では、この手の調味料は日持ちするという妙な思い込みがありました。しかし実際のところは、めんつゆの塩分は、醤油に比べて、ストレートタイプで20%、2倍濃縮でも50%以下しかないのです。保存料も入っていないので、空気中の浮遊菌が容器内で繁殖するので、冷蔵庫で保管しても、もたないらしいです。
2倍濃縮でも1、2週間が限度ということで、どうせ使い切れない。ということはやはりストレートタイプですかね。ヤクルトみたいな容器で小分けして売ってくれればいいのに。

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氷作るのも忘れずに

みなさん、おいでよどうぶつの森やってますか。たぬきちに数十万ベルも借金返すなんて、できそうにないです。
ところで今日は、あやしいネコの顔がうまく描けたので紹介しておきます。

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双葉の次に出てきた葉っぱも丸いやつだったので、マイクロアスターって丸い葉っぱなんだーと思っていたら、突然ギザギザのついた葉っぱが登場しました。こんなのもありなんですかー。

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ゆっくりと成長するマイクロアスター

やっと15cmくらいになったミニひまわりですが、なんともう花が咲きそうです。ちょっと油断していました。

ところで、育て方の説明には「摘心(ピンチ)することで腋花を開花させることも可能です」と書いてあります。
摘心とは、茎や枝の先端にある芽を摘み取ることです。植物には、頂点にある芽が一番勢いよく伸びる「頂芽優勢」という性質がありますが、先端のこいつをチョキンと切ってあげると、たちまちわき芽が伸びてきて、ボリューム感が増し、花もたくさん咲くという理屈です。

そのタイミングを逸してしまったような気がしてなりませんが、丈夫な葉も多く付いているし、何事も経験ですので、この育ちかけの花ごと切ってみようと思います。みなさん、僕を止めるなら今ですよ。

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まだ咲かないでー

半月くらい前、ラベンダーの種をたくさんまきました。しかしながら、出てきた芽は何者かにことごとくやられ、双葉の状態でやせほそって倒れていきました。一体何が起きたのでしょうか。残念です。あの香りに包まれることを想像して、楽しんでまいた種だったので、かなりへこみます。

気を取り直して、表土を入れ替え、謎の種をまきました。種の袋の説明には「多くの種類の草花タネの混合です。草姿、性質、開花時期が違い、長期にわたり様々な花が楽しめます」とあります。春にまきなさいと書いてありますが、そんなことは気にしません。1週間ほどたつと、芽が出てきました。

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「発芽後は雑草の発芽に注意せよ」とありますが、こんな状態では一体どれが雑草なんだか。

朝起きたらなぜか汗びっしょりだった。悪い夢を見た。起きてベランダに出て、植物に水をやる。いつものようにS字アベニューを見下ろすと、傘をさして歩いている人がいた。雲はそんなに厚くない。

洗濯をして、掃除をして、アスパラを焼いて塩をふり、目玉焼きを作って食べる。デザートはキウイフルーツ。ゴールドよりグリーンが好きだ。アクチニジンが腸内で悪玉菌のエサを分解しちゃうとか。

今日はスカパーの無料視聴日なので、DVDレコーダーにヒストリーチャンネルとかの予約を入れておく。今日見るんじゃなくて、このあと1週間かけて少しずつ見るのが楽しい。航空機事故の番組をよくやっているので、そろそろ加入しようかな。

ギターでも弾くかと思ったけれど、最近、髪を乾かすのに時間がかかるようになってきたことを思い出して、キャナルコートの美容室に行く。いつもの人に「夏なんで」とか適当なリクエストをして切ってもらう。1言ったら、10わかってくれる人なので楽だ。
待っている間のために本を持ってきてくれるのはいいんだけど、アシスタントの女の子が「LEON」を持ってきたので落ち込んだ。というか混乱した。でも切った髪を流した後は別の子が、バルセロナの歴史が書いてある「ワールドサッカーダイジェスト」を持ってきた。なんだちゃんと分かってるじゃないか。

店を出たらふと、池袋に行こうと思った。前から欲しかった茶色のフレームのメガネを買いたいと思ったのだ。池袋パルコは夏のセールで凄い人だった。行く気はなかったけれど、United Arrowsをのぞいてみたら、服の奪い合いみたいになっていた。興ざめだ。なえそうになったけれど、メガネ屋にいつもの人がいたので助かった。「あの、前回迷ってたもう一個のほう」と話したら思い出してくれた。出来上がったら送ってもらうようにして池袋を去った。どうぶつの森の世界なら、服だってメガネだって毎日でも買えるのに、現実はそうはいかない。

イオンにいって、タケノコとか干ししいたけとか買って、いつものセルフレジで買い物を済ませた。
外に出ると、いつもの空が、赤く染まっていた。

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