ランタナ

昔どこかで見かけて、一体何の花だろうと思っていた花です。名前はランタナ。アメリカの州みたいな名前です。
先日、灼熱のホームセンターの屋外売り場で発見し、ついに手に入れることができました。100円で買ったビンカに比べると、このランタナの苗は200円もして、かなり高級です。
凄く小さい花が半球状に咲きます。外側から徐々に咲いていくのですが、咲いたあと色が変化していきます。写真の花は、最初黄色っぽいのですが、咲いたあとオレンジ色に染まっていきます。熱帯を思わせる、夏の花という感じの色です。
ベランダにちょこっと置いて、きれいだなーとか思っていますが、東南アジアなどではやっかいな雑草として問題になっているそうです。

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ランタナ(クマツヅラ科)

2日前と同じ株を撮ってみました。一気に咲きました。すでに咲いていたところが、オレンジ色から赤色に近づいているのは、どうやら気のせいではなさそうです。

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だんだん色が変わっていくランタナ

昨年植えて、見事な花を次々と咲かせていたランタナですが、冬に入って何かのウィルスにやられたようだったので、葉を全部切り落としたところ、枯れ木のようになっていた枝から芽吹いてきました。
「熱帯アメリカ原産なので、屋外での越冬は困難である」と書かれていますが、別の資料には「最低3度を保てれば冬は越せる」ともあります。今年の東京の冬は暖かかったので、寒さは問題にならなかったのでしょう。それにしてもなんと強いことか。すべての葉を失っても、水さえあればやがて芽吹いてくるのですから、大変な生命力です。

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ランタナ(クマツヅラ科)

冬を越してきたランタナに、今年もアブラムシが付きました。昨年はやられっぱなしでしたが、今年は違います。やつらにとって最大の天敵、てんとう虫が来たからです。
てんとう虫は英語ではLadybird、聖母のお使いだそうです。茎や葉を巡回し、腹いっぱいになるまで食べまくっています。実に頼もしいのですが、いつどこに飛んで行ってしまうか分かりません。できれば仲間を連れてきて欲しいところです。

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ランタナ(クマツヅラ科)と、ヒメアカホシテントウ(カブトムシ亜目テントウムシ科)

2年目になったランタナは今年も見事に咲きました。うちのベランダで一番水を要求する植物です。1日でも水やりを忘れると、葉をだらんとさせて、枯れるぞと脅しながら、強く抗議してきます。

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ランタナ(クマツヅラ科)

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