2005年10月アーカイブ

東京-沖縄往復なんて、今日日、特割7で買っても59,400円します。
サンフランシスコ往復が、エコ割28で買うと60,000円ですから、下手すると国内移動より海外に行くほうが安いという、妙な時代です。

ところが、今ANAがやってるキャンペーン「いっしょにマイル割」を使うと、本人は10,000マイルで、同行する人は1人20,600円で往復できちゃうのですよ。
国内線往復航空券と交換するには普通15,000マイル必要なので、それだけでも意味がわかりません。
無料で一人乗っけるよりは、誰かといっしょに乗ってもらって、その人からいくらか払ってもらったほうがましなんでしょうな。
こんなキャンペーン、知らずに普通に航空券買ってたら、間違いなく泣きます。

それにしてもこのキャンペーンのネーミング、秀逸です。悩んだだろうなー。

まっくらな空間を、聴覚、触覚、嗅覚など、視覚以外の感覚を使って体験する、ワークショップ形式の展覧会。完全予約制ですが、チケットを取って行ってみました。
http://www.dialoginthedark.com/contents/index.html

暗闇の中の対話?目の不自由な方に案内してもらうことはあまりに新鮮です。
目の不自由な人の気持ちを考えましょうなんて押しつけは一切ありません。むしろ自分の視覚以外の感覚を楽しんでみよう、というくらいのノリです。

ガイドとの対話ともいえますが、自分の感覚との対話ともいえます。
確かにそこにあるはずのものが見えません。それでもなぜか目を開けて見ようとしてしまいます。
ものの形や位置を、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませて感じる。
すると、現代社会の中にあふれる、視覚からの情報に頼りすぎたもののデザインに気づかされました。

ウェブなんて狭い世界に閉じこもっていてはいかんなと思いました。

こんな素晴らしいイベントの情報を日記に書いて紹介してくれた、後輩の中村君に感謝。

半分だけ咲いて終わりかと思っていたら、数日経ってきれいに咲きました。
植物は強い。

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4年間付き合ってきた人と別れた。がらんとした部屋。
人と人の関係というのは、絶えず変化していってつかみどころがない。
だからこそ、今のこの一瞬一瞬を大切に生きていかなければならないと思う。
ゆっくりと前向きに。

こうして見事な(半分しか咲いてない)、大きな(直径わずか1.5cm)、コスモスの開花をみなさんに報告し、秋の訪れをお知らせできることを幸せに思います。

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FlashとかDreamweaverとか、ウェブを仕事でやってる人なら間違いなく知っているマクロメディアという会社があります。
昨日は、その会社の新製品Studio 8という製品のイベントに行ってきました。

六本木ヒルズのumuというイベントスペースで行われたこのイベントに、マクロメディアのパーカーを着て、FlashとDreamweaverのバッジを付けて、まるでマクロメディア関係者のようになって、タッチ&トライコーナーに立って質問を受けるというお仕事です。どうも1人足りないということで呼ばれました。
僕に務まるだろうかとも思いましたが、担当者にいつもお世話になっているのと、もともとイベント好きなのもあって、二つ返事で引き受けました。事前にめちゃくちゃ使い込んで勉強しました。

Flash 8、Dreamweaver 8、Fireworks 8という3製品が一度に発表されましたので、それぞれのソフトについて、どこが良くなったのか、どこが使いやすくなったのかという質問から、前あったあの問題はどうなったなどという鋭い質問も。
さらには、全然使ったことないけれど、一体どういうソフトなの?という初歩の質問や、単に絵を描いてみたいという小学生まで。

どのタイプの質問に答えることも、新鮮な感じで、かなり勉強になりました。人の質問に答える、教えるということは、単にそれに関する知識があるというだけではなくて、そのバックグラウンドにある技術や仕組みまで理解していなければなりませんから、マクロメディアの社員の方の持っている知識と経験の量は圧倒的です。

イベントが終わって、打ち上げに誘われました。こういう打ち上げの場は、普通、社員同士で盛り上がって、呼ばれた部外者が肩身の狭い思いをするのが普通だと思いますが、この会社の人たちは、むしろ社員同然に接してくれて、かなり居心地がよい打ち上げでした。
社長もグラスを持って話してまわるような大変気さくな方でした。もちろん社員のみなさんもいい方ばかり。これはかなりいい職場だなと思いました。

MX 2004は、購入を躊躇した人も多いと思いますが、今回の8は買いです。いい人たちがいいものを作っているということがひしひしと伝わってきた1日でした。

ついに、咲きそうです、先生!
見てください。この見事に鉢を無視した展開を!
いずれ大きな素晴らしい花が咲くことでしょう。
ようやくみなさまに秋の訪れをお知らせすることが出来そうです。

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もう1鉢のほうは、花を咲かせるのを忘れて伸び続けています。
大器晩成ということでしょう。

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なんだか、僕の記憶にあるひまわりよりも、ずっと茎が太い気がします・・・。

うますぎるピアノ。あふれ出る才能。斬新なリズムとハーモニー。
そこでその和音が来ますか、という感じ。なんなんですかね、この人は。

アルバム「Places」は2000年の録音。曲のほとんどにLos Angeles、Amsterdam、Parisなんていう地名がついていて、曲名だけ見ると世界をまわっているかのような構成。正直言って、このアルバムをジャケ買いした5年前は、聞いてもピンと来ませんでした。まぁ、普通にいいなーとは思いましたが。
でも、このごろ何年かぶりに聞き直したら、かなりぐっとくる音楽になっていました。夕焼けや深夜、雨の日など、変化していく気持ちに合わせて、あるいは年をとることで味が変わっていく不思議なアルバムなのだと思います。
どれもよいですが、3曲目のMadrid、4曲目のAmsterdamが特によいですねー。

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そして先日、「Day Is Done」が発売に。
これまでのアルバムは、見送り続きでしたが、このアルバムはamazonでタイトル曲のDay Is Doneを試聴して、すぐにカートに入れました。
この出だしはたまんないです。このトリオは凄いかもしれない。

ドイツのamazonのほうがなぜか太っ腹で、1分間も試聴させてくれます。

Day Is Doneを聴いて、ああこのドラムスかなり気持ちいいなーと思いました。Jeff Ballardです。頭の中がすーっとクリアになっていく感じです。
これは相当楽しんで演奏しているんじゃないでしょうかね。

いやー、懐かしい写真なんていくらでも出てきますな。
実家に置いてある500枚くらいのポジを取り寄せ、ひさしの長い縁側で、お茶でもすすりながら、ライトボックスでも見ていたい気分です。

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(1999/11/18撮影)

僕がおもちゃ屋から大量にブロックを買ってきて、さあこれでパズルの面を作りましょうと言ってた頃でしょう。通称ステージ職人のms(homepan)氏が、社内で一番大きな机の上で、3×4の大きさの面をデザインしています。
画面を見ているより、紙に書いているより、実際に手を動かして考えたほうが、法則性を発見でき、また、その作業が楽しいものになるのでした。
後半になると、頭の中だけで多くのことをシミュレートできるようになり、デザインプロセスが神がかってくるのです。
ある人がどんな才能を開花させるか、それは到底予期できないものです。

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(2000/01/02撮影)

マスターアップ直前の作曲担当のムラキタ(ハナモゲラ)氏。オープニングとエンディングには生演奏の音を使ったので、作業量も半端じゃないものになっていたはずです。しかも修士論文のスケジュールとばっちり重なり、デスマーチ。よく破綻しなかったものです。結果として素晴らしい作品となりました。
自分の机だけじゃ機材が入りきらないので、急遽食卓を合体させ、作業スペースを確保しています。
奥にはバーボン「アーリータイムス」でしょうか。そりゃ酒も飲みたくなりますわ。ヤクルト割りとかやっていたのを思い出します。

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(2000/08/27撮影)

このビジネスセンタービルは夜間は空調が切れる、ひどいオフィスでした。奥の時計を見ると、23時35分くらいであることが分かり、当然凄い暑さです。扇風機がまわっています。
ちょうどウェブ制作ばかりやっていたころでしょう。まるで引越しから片付いていないことがわかります。各席に14インチテレビがあるということは、まだゲーム作る気があったということです。
一番手前がshの席。すでにスタバ漬けであったことが分かります。この椅子はなかなか良い椅子でした。
隣が石橋氏、奥が河村氏、左奥は堤けんたろう氏でしょうか。

昔の写真を整理しています。
こういうことを猛烈にしたくなるのは、人生の節目な感じがするからでしょう。

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(1999/11/27撮影)

「ゴーレムのまいご」デバッグ風景の1コマ。
会社は3LDKで、1部屋は和室で、デバッグルームとなっていました。メーカーの違う2つのテレビにドリームキャストがつながっています。床には開発中のゲームのROMが散乱しています。
ゲームの序盤のステージの順番を検討していた頃だと思います。中央にみかんがあるところを見ると、みかんで釣ってデバッグを手伝ってもらったのでしょう。
左から、ぶんちゃん、ゆっこちゃん、ふっこさんと思われます。(ふっこさん、誤り指摘ありがとう!)

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(2000/12/11撮影)

3LDKの部屋から、普通のビジネスセンターに移転した頃の1コマ。
次のゲーム作りてぇーとかいいながらも、作れなかった時期です。
田川ラメ夫氏が東京から取材に(遊びに?)来ています。
ゴーレムのインレイのゲラなんかが見えます。
ICレコーダーか何かが見えます。録音されていたのかもしれません。
左側手前がsh、奥がクラハシさん、右がラメ夫さんです。

1本だけ非常に力強く成長しているやつがいます。
今回は咲くんじゃないでしょうか。まじで。

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