2007年10月アーカイブ

ついに念願の沈丁花の苗を買いました。沈丁花といえばなんといってもその香りです。強い香りなので好き嫌いもあるでしょう。3月のはじめ頃、花からいい香りが漂いだすと、そろそろ冬も終わりかなと毎年思います。花芽をつけたまま、寒い時期を耐え凌ぎ、ぶわーっと一斉に咲くのだと思います。これが咲くと、他の草花も次々と咲きだすイメージがあります。
僕が買ったのは、1つの枝から白と赤の花が咲く、咲き分け沈丁花という品種らしいです。果たしてほんとにそんなうまい話があるのでしょうか。

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沈丁花(ジンチョウゲ科)

つぼみが出てきたと思ったら、翌朝には咲いていました。多肉植物は意外なところから意外な花が咲くようです。

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開花した謎の多肉植物

ところで、彼らはなんでほとんど水をあげなくても育つのでしょうか。植物は光合成をして自ら養分を作り出します。普通の植物は昼間には葉の表皮の気孔を開けて、CO2を吸収し、光合成をします。しかし、開けていると水分も失われます。
多肉植物の類は、水分をなるべく失わないために、夜にCO2を吸収し、リンゴ酸に変えて貯えておきます。昼間は気孔を閉じて、リンゴ酸を二酸化炭素に還元し、光合成をおこなっているらしいです(CAM型光合成)。
CO2がそのまま使えないということは光合成の効率としては悪いということになり、水分を失いにくい反面、成長が遅いというわけです。

名前が判明しないまま、なんとつぼみがあらわれました。そこから出てきますかー!

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開花直前の謎の多肉植物

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