なぜ多肉植物は水をあげなくてよいのか

つぼみが出てきたと思ったら、翌朝には咲いていました。多肉植物は意外なところから意外な花が咲くようです。

20071011taniku.jpg
開花した謎の多肉植物

ところで、彼らはなんでほとんど水をあげなくても育つのでしょうか。植物は光合成をして自ら養分を作り出します。普通の植物は昼間には葉の表皮の気孔を開けて、CO2を吸収し、光合成をします。しかし、開けていると水分も失われます。
多肉植物の類は、水分をなるべく失わないために、夜にCO2を吸収し、リンゴ酸に変えて貯えておきます。昼間は気孔を閉じて、リンゴ酸を二酸化炭素に還元し、光合成をおこなっているらしいです(CAM型光合成)。
CO2がそのまま使えないということは光合成の効率としては悪いということになり、水分を失いにくい反面、成長が遅いというわけです。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: なぜ多肉植物は水をあげなくてよいのか

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.spacelogue.com/mt/mt-tb.cgi/234

コメントする

[ad]