2007年9月アーカイブ

フィカス・アルティシマも、買ってから2年経ちました。この植物、微妙な綴り(Ficus Altissima)のため、アルテシマとかアルティシーマとかどうも表記が定まりません。
2年前の写真を見ると、かなりライムグリーンなのですが、今はどちらかというと深い緑で落ち着いた感じです。一時は次々と葉が落ちていく危機的な状態にありましたが、植えかえてからはかなり元気なようです。

さて今回は、低い位置で成長した枝を使って、取り木をして増やそうと思います。環状剥皮法というらしいのですが、要するに枝の皮をぐるっと剥きます。僕は剪定用のハサミの片側を使って剥きました。ゴムの樹液が染み出てくるので、工作用のカッターだと、ひょっとするとむずかしいかもしれません。剥き終わったら、水を含ませ軽く絞ったミズゴケを巻きつけます。乾燥したミズゴケは、ホームセンターなどで買えます。巻きつけたら、ビニールを巻きつけて、両側をひもなどで縛ります。
あとは1か月ほど待つだけです。時々ビニールをちょっと開けて、水やりをします。そうすると不思議なことに根がでてきます。きっと剥かれた部分が、「地中か?ここは」と誤解するのでしょう。

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巻いていたビニールを開いたところ

ビニール越しに根がたくさん見えるようになれば、もう大丈夫でしょう。枝の元をバチっと切ります。僕は園芸用のノコギリを使って切り落としました。

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枝ごと切り落としたところ

あとはミズゴケを付けたまま土に植えるだけです。まだ根が少ないので、葉がこんなに多いと必要な水分を吸い上げきれないと思い、葉を何枚か切り落とし、残った葉も半分にしてみました。バランス的にはいい感じだと思います。うまく育つでしょうか。

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フィカス・アルティシマ バリエガータ(クワ科)

多肉植物は種類が多すぎて、こういう特徴を言い表すことが難しい形のものをネットで探すのは大変です。やはり図書館にいって図鑑をみて探すのが一番のようです。

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なんともいえない形の多肉植物

また多肉植物の衝動買いです。一般的にはメセンと分類されているものの一種のようです。300円くらいだったと思います。調べたところ、朱螯玉(シュゴウギョク)という植物のようです。螯(ゴウ)は、カニなどの「はさみ」の意味を表す字です。カニというイメージが先行してつい蟹(カニ)の字を使ってしまい、朱蟹玉と誤って書かないようにご注意ください。
まさにハサミという名のとおりの美しい姿ですが、インターネットにもあまり資料がありません。手元の本には、
・春に脱皮のような感じで倍に増える
・秋に割れ目から黄色い花が咲く
・花が咲いた翌年にタネが採れる
という、なかなかびっくりするようなことが書いてあります。ほんとでしょうか。非常に楽しみです。うまく育てられるといいんですが。

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朱螯玉(ツルナ科コノフィツム属)

デザイナーであり、共同著者であるオカケン氏の新居に招かれましたので、行ってみました。そこは、僕の家からは乗り換え1回で行けるらしく、実はあっという間につきました。駅を降りて、路地に入ると途端に静かで、住むにはとてもよさそうなところです。よくこんなところに土地がみつかったなあという感じです。その若さで家を建てるというのはうらやましい限りというか、思い切ったなという感じです。
僕はいえば、まだ東京に永住する覚悟もなく、福岡から常にゴムでひっぱられているようで、そのうちその力に反発できずに、びよーんと戻ってしまいそうな、そういう危うい感じがなんとなくあるので、東京に家を建てるどころかマンションを買うというイメージすらありません。

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オカケン宅にて

さて、オカケン氏の新居は明るくて、白くて、こげ茶色で、屋上まであって、椅子一個にすらこだわりが感じられます。ただスタイリッシュなだけの六本木あたりのマンションの部屋とは違っていて、そこに「暮らす」というイメージが伝わってくるあたたかさも感じます。
全部手作りの料理がずらりとならんでいて、この上ない素晴らしいひとときでした。いっしょに招かれていたA社のOさんの娘さん(5才)がとんでもなく賢い感じの女の子で、終始みんなの質問攻めにあっていました。

新築祝いに「謎のセダムの葉ざし」を、いい感じの鉢に植えて持って行きましたが、やはりワインとか日本酒とか持っていくべきだったと激しく後悔した一日でした。

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