2006年2月アーカイブ

2夜連続で放送されたNHKスペシャル「気候大異変」。見ごたえありました。
日本のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」の計算結果を基に、100年後の地球のを紹介していくというものです。

このまま二酸化炭素濃度が上がっていくと、100年後には、気温は最大4.2度も上昇。日本では、5月から10月までが夏となり、真夏日は100日間以上に。1月は紅葉の季節になって、四季はほとんどなくなるようです。
2050年頃には、寒い寒いといっていた2000年頃がなつかしく感じられることでしょう。昔は日本でも雪が降っていったんだよと言っているかもしれません。

わずか100年後には、北極の氷は消え、アマゾンの熱帯雨林は砂漠に変わってしまう。インド洋の島国モルディブは、国ごと消えていく。ハリケーン・カトリーナ並みの台風が、日本にも上陸するようになる。死をもたらす熱帯病のデング熱が、媒介する蚊が死なずに越冬するため九州南部にも拡大する。
目を向けたくないような、おそろしい未来が待ち構えているのです。

地球上で海岸が侵食されたり、土地が水没してしまったりして家を追われる環境難民は、2億6千万人。地球上にわずかに残された緑を奪い合う、紛争の絶えることのない時代です。

この事態を避けるためには、温室効果ガスの排出量を2050年に世界全体で50%も削減する必要があるといいます。しかし、最大の温室効果ガス排出国アメリカは、経済活動を優先して、京都議定書を離脱。中国は、まず先進国からやるべきと主張。

アメリカは相変わらず大量のエネルギーを使って宇宙へ人を送り込もうとしています。惑星を地球化するテラフォーミングで、火星を人間の住めるところにしようと本気で思っているのでしょうか。きっとその前に地球はだめになってしまいます。

僕らは子どもたちの世代にどんな世界を残してあげられるのでしょうか。

昨年、各キャリアの携帯電話のキャラクターについて書いたとき、ボーダフォンのキャラクターが「しまクリ三兄妹」であると紹介し、なかなか微妙なネーミングであると思いましたが、この度、一家揃って「しまクリーズ」となったと発表がありました。

年齢などについて、同社では「非公開」としていますが、今回、新キャラクターのラブラブしまクリ!が長女となり、順にパケットしまクリ!、メールしまクリ!、通話しまクリ!という家族構成になっているといいます。さらに4キャラクターの両親として「しまクリパパ」「しまクリママ」も登場。むむむ。

「兄妹」がケイマイと読めないのじゃないかと書きましたが、辞書をひくと「兄妹」と書いてキョウダイと読ませることもあると書かれていました。がーん。あさはかなり。

マクロメディアを買収したアドビ・システムズ日本法人の社長にギャレット・イルグ氏が就任。そのお披露目パーティに招待され、日本橋のマンダリンオリエンタルホテルに行ってきました。
なんでもこのホテル、1泊65,000円からというから驚きます。どんな人が泊まるのでしょう。入り口からものすごい重厚な感じです。いかにも日本橋三越の横にあるぞーという存在感です。

学芸大のCLASKAで行われたマクロメディアの忘年会とは打って変わって、会場のグランドボールルームは、ネクタイをしめた人が圧倒的多数という、ただならぬ雰囲気。アドビと古くから付き合いのある会社の社長や役員が多く招待されているようでした。

新社長の日本語でのあいさつに続き、各社重役の祝辞。いつもはラフな格好で応対していた元マクロメディアの社員の方も、この日ばかりはネクタイをしめ、通路にずらりとならんでいました。少し寂しい。それぞれ少しばかり役割や担当が変わった元マクロメディアのみなさん、オートデスクの岩間氏などと話をして帰ってきました。

何はともあれこれまでと変わらず、次期製品の開発に、より多くの日本のユーザーの声が届くことを願うばかりです。

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おみやげとしていただいたまんじゅうのつつみ。中のまんじゅうにもアドビのロゴが焼いてありました。

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