東京には、江戸時代からの名所、堀切菖蒲園があります。安藤広重が絵に描いているといいますから、かなり歴史あるところなのでしょう。200種もあるという花菖蒲は、どれも日本的な味わいのある色合いで見ごたえがあります。すぐ隣にマンションがあったりするのが東京らしいところです。
ところで、この「花菖蒲」(アヤメ科)は、野生の野花菖蒲(のはなしょうぶ)を改良して作られたもので、菖蒲湯で有名なあの「菖蒲」(サトイモ科)とは別物ということです。同じかと思っていました。
どちらも優れていて選択に迷う、という意味で「いずれが あやめか かきつばた」ということわざがありますが、花菖蒲、アヤメ、カキツバタの3つは見分けがつきにくいです。ポイントは花の根元(弁元)で、網目模様があればアヤメ、網目じゃなくて黄色なら花菖蒲、白色ならカキツバタです。試験に出ますよ!

花菖蒲(アヤメ科)
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