ロード・オブ・ザ・リング苦行終了

とにかく長いお話でした。
全作一度ずつ見ているはずなのに、人間の記憶力ってこんなものかと思いました。
どこがExtendされているのかまるで分からないのです。

参加者の4人は上映開始前に、アフタヌーンティーで作戦会議をしました。
寝たら負けというシンプルなルールを設けました。
そして、全員寝たら、映画監督の負けとしました。

途中、僕も、オカケンさんも、シークレットゲストさんもあくびがたいへんでした。でも、この映画は終わりに行くほどおもしろくなって、眠くなくなります。
シークレットゲストさんは、途中寝ているように見えましたが、きっと心の目で見ていたのだと思います。
ヨシオカ氏は、「一瞬意識がどこかへ行ってしまったが、戻ってきたら話はつながっていた」と言います。きっとガンダルフの魔法にやられたのでしょう。
オカケン氏は、2作目まで見終わったとき、ここまでがんばってきて3作目で寝てしまったら一生後悔すると言って頑張っていました。
僕は、見るのは2回目なのに、この作品特有の、相手に対する呼びかけ「Aの息子、Bよ」を覚えきれませんでした。誰が誰の息子なのか。

スターウォーズは1作ずつの時間は短いけど、6作で休憩は10分間ずつでした。
ロードオブザリングは、1作が異常に長いけど、途中に休憩が30分間もありました。これは結構楽です。苦行とはいえない感じです。

3作目は4時間10分という異常な長さなのですが、途中で「Intermission」とスクリーンに表示されて、休憩がありました。映画の製作者が映画の一部として意図した休憩です。さすがに一気に見ると体に悪いのでは、と作りながら思ったのでしょう。

そういう配慮もあってか、終わってみたら、結構みんな余裕でした。
苦行ではありませんでした。悟りの境地には到達しませんでした。
もう1作くらいあっても見れる、と言った人もいました。

映画館の外に出てみると、素晴らしい天気の朝でした。
暗黒を恐れることはない、「目」に見つかる心配もない平和な世界です。
でも終わってしまったことが何か寂しい感じもしました。

そしてそのまま各自帰宅。京都から来たヨシオカ氏は、せっかく東京まで来たのにそのまま新幹線で帰ります。潔すぎます。実にかっこいい後ろ姿でした。

この一見くだらない企画に付き合ってくれた彼らこそ旅の仲間だと思いました。
そう、仲間は解散しないのです。王が帰還するまで。

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コメント(2)

楽しい苦行、お疲れ様でした。

オカケン様、ヨシオカ様とお会いできまして、光栄です。
sh様含め、ハイレベルな武士の方々とのコンタクトは
高校時代もbasicでお絵かきすら出来なかった自分には
とても付いていけるものではありませんでしたが、
素晴らしい才能と、実力は、びしびしと伝わってきて
感動いたしました。

また何か機会がありましたら、
どうぞよろしくお付き合いの程、お願いいたします。

大変丁寧にありがとうございます。
オカケンさんとヨシオカ氏は、人間として、武士として素晴らしい人です。
これからもぜひ仲良くしてあげてください。

それにしても、これから12時間寝ないで映画見るぞーというときに、ビールを平気で飲めるあなたは凄すぎます。神かと思いました。白のガンダルフでも及ばないでしょう。

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