Egberto Gismonti

最近、原宿の某F社に仕事でよく行くのですが、恵比寿から山手線に乗ります。山手線の車両のドア上には、液晶テレビが埋め込んであって、JR東日本のCMとか、いろいろ流れています。音は出せないので、映像と字幕だけでCMを見せなければなりません。凄い制約です。

そのテレビで流れる、旅をする1人の女性が描かれたCMがあります。「大人の休日倶楽部」という商品のCMのようです。次々と描かれる場面も美しいのですが、メインのコピー「大人は、とっても長いから。」が小さい文字で出た瞬間、涙がでそうになりました。音がないからこそ伝わってくるものもあると思います。疲れていたんでしょうか。


さて話は変わりますが、日曜夜の「世界遺産」という番組を見ていると、僕好みの音楽が使われていることがよくあります。そういうときは、曲が流れていたおおよその時間を覚えておいて、後でホームページで調べると、なんとなくこれかなという曲が見つかります。

そんな感じでamazonで探して買ったのが、Egberto Gismontiの「SOLO」というアルバムでした。
ジスモンチは、ピアノ、ギターをはじめ、数多くの楽器を違和感なく演奏してしまうあたり、ただものではありません。特に、彼の手にかかったギターはピアノのように演奏されてしまうので「型」というものをまったく感じません。

自由で力強く、ときに繊細すぎるくらいの音楽。危険なくらい陶酔する感じもあるし、大河のような広さを感じることもある、なんとも不思議な人です。

そして先日、「IN MONTREAL」というアルバムを買いました。ジスモンチがギターとピアノを弾き、チャーリー・ヘイデンがベースで対話します。もう素晴らしすぎて倒れそうです。心がぐらぐら動きます。疲れているんでしょうか。

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ここ数日,暑さが和らいでいるため,joggingをしていてもそれほどハードではなく,気持ちがよいです.今日(正確には昨晩)も気分転換に50分弱,走ってきました... 続きを読む

コメント(3)

あの番組のテーマ曲を書いた鳥山雄司さんていう人のギター演奏を聴いたことがあります。あの曲だけ、1曲だけ。

こんにちは.

先ほど,この記事にトラックバックを張らしていただいたyoshiです.お蔭様で良いCDに出会うことができました.ECMの音は久しぶりだったのですが,リラックスできて良いですね.これからもblogの更新,楽しみにしています.

yoshiさん
こんにちは。
こんなblogがきっかけになって音楽に出会ってもらえるなんて、とてもうれしいです。

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