サッカー、ビール、終電

サッカーも野球もつい最近までいまひとつルールがわからなかった。

サッカーはアフォーダンスを考えると、ゴールが「点が入ること」をアフォードしているので分かりやすい。ただ、長い間オフサイドの意味がよくわからなかった。おおー、ゴールに近いところにボールが落ちた、と思っても審判の旗や選手の手が上がって、なぜか試合が止まるのだ。
フジワラ氏が熱狂的なバルセルナのファンなので、その話を聞いているうちにユニフォームも買って、試合も見に行くようになってしまった。そう、形から入るほうだ。

野球はホームをランナーが無事踏めれば1点入る。そこに行き着くまでには、1塁から3塁まで走らなくちゃならない。しかし、いろいろなことが起きて途中で走れなくなる。
商用ゲームを作ったおかげで、こんな状況だったルール把握も、テレビで観戦するには不自由なくなった。わりと理解が深まったが、今でも自責点やセーブについてはよく分からない。

今日は、フジワラ氏とオカケン氏とサッカー観戦にでかけた。年に2回くらい、スペインのバルセロナというチームが日本に親善試合にやってくるのだ。
前半45分間、後半45分間は長いと思うかもしれない。しかし、ボールの動きを追ったり、他の選手の位置を把握したり、集中して見ているのであっという間に過ぎていく。なんでも集中しているときは心地よく感じるものだ。720分間という途方もない時間だって、スターウォーズ6作連続上映となれば、あっという間だ。

僕らが見るのは、いつも指定席からなので、自由席付近と違って観客が旗振ったり、タイコたたいたり、歌を歌ったりなどして、激しく盛り上がったりはしない。
「おー」とか「あー」とか、たまに素晴らしいと思えるときに拍手とか。それくらいが心地よく試合が見れていいなあと感じる。

新横浜の居酒屋でビール。どれだけスタジアムで飲みたいと思ったことか。我慢していてよかったと思える瞬間だ。頭がだめになっていく瞬間だ。
11時になったので店を出る。オカケン氏の携帯電話で、僕の家の最寄り駅まで帰れるかどうか調べてもらったら、帰り着くのは朝という判定となった。東京臨海高速鉄道の終電はあまりに早い。

いつか、彼らの本拠地スペイン・バルセロナに行って、スタジアムで試合を見たい。観客の迫力で身の震えるような体験ができるのではないかと思っている。

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新横浜・日産スタジアム FCバルセロナ 対 横浜・F・マリノス
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ロナウジーニョのインタービューを見るオカケン氏

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