山笠があるけん博多たい

博多で750年以上続く祭り「博多祇園山笠」。毎年7月15日のタイムレースのような「追い山」が有名ですが、実は様々な行事がすでに始まっています。
山(山笠)が動き出すのは7月9日から。重さはなんと1トンもあります。

大学生をやってたころに、この祭りを全力で取材するグループを作りました。「博多祇園山笠記録隊」です。当時のファイルを整理し、サーバーにアップすることができました。

http://www.caramelpot.jp/yamakasa/

1997年という時代は、ネットで映像を配信するにはあまりに早すぎる時代です。手持ちの機材を持ち寄り、足らないものは大学や知り合いから借りて、なんとか最低限の環境を整えました。

早朝から博多に出かけ、有識者のアドバイスを受けながら、危険な山にぎりぎりまで近づいて撮影や録音を試みます。夏の蒸し暑い中を走り回ります。汗、雨、勢い水でびしょぬれになって帰ってきました。それから講義に出席したりしつつ、合間をみて映像や音の編集をして、その日のうちにネットにアップするというのを1週間続けました。ほとんど大学に泊まっていたと思います。
なんとこれは3年も続きました。それだけ山笠には不思議な魅力があるということでしょう。

2005年の今、同じことをやるとすると、まず体力的に不安があります。なんとか撮影できたとして、作業自体はあっという間に終わってしまうと思いますが、当時Windowsはしょっちゅう落ちるし、こんな短い映像のエンコーディングにも大変な時間がかかりました。

そういう勢いが感じられる思い出のサイトです。また機会があれば挑戦してみたいと思っています。

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コメント(2)

山笠の時期ですね。
98年でしたか、15日の追い山が終わった後のビールが印象的です。
朝山の張り詰めた空気も非日常的でとても好きです。

ですが、思い出にするには早すぎます。
確かにあの頃のパワーは無いでしょうけど、それぞれ経験も積んで、また違った観点から取材できるのではないでしょうか。
学生時代のような自由な時間はなくなりましたが、その分、今一瞬にかける思いは強くなっていると信じたいです。

願わくば、僕はまたあなたのプロジェクトに参加したいと思っています。

そろそろ出番ですな。
プログラム、絵、音のスペシャリストが揃うことが、作品を作るときの条件でしたが、2005年の今、それが満たされつつあります。

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